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会期
2025年9月6日(土)、9月7日(日)
会場
広島国際会議場
学会長
兼長 貴祐
医療法人社団 仁友会 尾道クリニック
副学会長
高橋 秀暢
広島国際大学

学会長挨拶

学会長
第15回中四国臨床工学会
学会長 兼長 貴祐

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 第15回中四国臨床工学会の学会テーマは「Step forward ~伝統と革新、そして未来へ~」とし、2025年9月6日(土)、7日(日)の2日間にて広島国際会議場で開催いたします。

 臨床工学技士は誕生からこれまでに(公社)日本臨床工学会技士会をはじめ、全国都道府県臨床工学技士会、日本臨床工学技士連盟などの団体活動と、関係者各位の日々の研鑽、診療や研究により常に勇往邁進して参りました。

 近年では2021年の医療法の改正による業務拡大や、呼吸ケアチーム加算、特定集中治療室管理料などの診療報酬を獲得し、腎代替療法専門指導士など各認定制度に臨床工学技士が明記されるなど、益々我々の活躍の場が増え必要性も増してきています。

 一方で、我々の伝統業務といっても過言ではない血液浄化業務(透析業務)を例にとってみますと、患者の高齢化に伴うADL・QOLの維持や透析液組成の再考、より安全な治療を行うための循環血液量モニタリング、改めて注目されている腹膜透析など時代背景を考慮した治療戦略、まさに革新が必要となっています。同じようになじみ深い業務である循環器関連業務や呼吸関連業務にも革新をあたえながら、新たな未来を創造することも必要です。それらとともに、臨床工学技士の職域拡大をするべく進められている医療DXの推進や医療技術の開発、新規診療報酬獲得などにも取り組み、医療の中核を担う職種へと前進することが重要だと考えます。本学会を通じて、臨床工学技士の革新、医療業界の革新を与える一助、一歩となれば幸いです。

 関係者一同、準備に鋭意取り組んでおりますので、是非とも本学会にご参加いただき、臨床工学技士の明るい未来を目指し共に一歩を踏み出しましょう。

 末筆となりましたが、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

謹白

2024年9月吉日